私は花を描いています。
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私の画く花は、切り花では無く土から生えた生命です。私のイメージの中で
常に花々の下には、黒々とした大地が有り、その向こうには大いなる自然が有ります。
土に根を張り大地のエナジーを吸い上げ咲く、その時をじっと待ちやっと咲いた歓喜の花
そんな花々を私は描きます。 -
私の絵の中に風を吹かせます。北風、そよ風、そしてつむじ風、風に吹かれ花々はゆれ動き戸惑い囁き合うのです。
強い風に吹かれ蕾を落としそうに成りながらも、耐えて花を咲かせ実を結び、
やがて枯れていく。まるで人の一生のように思えませんか?
どの花も私にとっては分身です。風はその花達に強く有って欲しい、その為の試練とでも言う所でしょうか。 -
私は花を描いています。
絵の中には姿は無いけれど、大地のエナジー、風、気、
そして自然に対しての敬意と感謝を感じ取って頂ければ嬉しいです。